ニュースを見ていて、興味深い話題がありました。
人気ブランド「スナイデル」の商品を
完コピして販売していた業者についてのニュースから。
盗用した会社にはデザイナーがおらず、
スナイデルの商品を工場でコピーしてただけとか。
その中で、どこまでが盗用になるのか?
という話題になり、水玉やストライプといった
あまりにも定番として世間に広まっている
デザインは盗用にあたらない、とのこと。
水玉やストライプは巷にあふれていて、
誰かの著作物ではなくなっているんですね。
スクラップブッキングに置き換えてみると、
12インチ四方、という形は誰が作ってもOK。
私の12インチ四方を盗用された!
という人は誰もいないということ。
たとえば、「本」という形、、、
長方形の紙を半分に折った形は著作物ではないですね。
ではでは、ミニブックでいうところの
アコーディオン、リング綴じチップボード、
スターブック、マッチブック、ファイルフォルダー
イーゼル、エクスプローディングボックス、
ウォーターフォール、ティン、
ボックスアルバム、、、
これらの形は?
ユーチューブを検索すれば、作り方が
無限に出てくるし、アメリカにとどまらず、
各言語でもあふれています。
資格取得スクールを開講して、
講師の卵の皆さんを育成してますが、
こんな質問をいただくことがあります。
Q.「ラブメモ+」にマッチブックの作り方が掲載されています。
マッチブックを作ってキット販売やワークショップは
著作権に触れるので、できないということですか?
答えは、もちろん販売できます、です。
10年以上も前から、マッチブックの作り方は
いろんなメディアで紹介されているし、
各メーカーから商品としても発売され続けています。
名前の付いた、作り方ハウツーが
ブログやユーチューブにあふれているものに関しては
発案者が誰なのか、もうわからないですね。
ただし、水玉やストライプにあたる『マッチブック』は
自由に使用できるけれど、
デザイナーが考えた『デザイン』にあたる
ペーパーの組み合わせ、アクセントの貼り方は、
そのままそっくりコピーするのはNG。
また、オリジナルの形として個人使用のみ、
という注意書きと一緒に
作り方ハウツーや型紙が配布されているものもあります。
その場合は、デザイナーに著作権があるので
個人で楽しむ方法でのみ、使用します。
その場合でも、同じ形が他で紹介されていたり
商品化されて一般的になっていれば、
型紙や作り方を参照しなければ、よし。
スクラップブッキングでいう、水玉とストライプ。
線引して考える、ですね。
水玉とストライプにあたる、一般的な形と、
個人が考えて生み出した、オリジナルのデザインと。
パクリ、模倣、リフト、著作権。その①白黒はっきり
今ニュースをにぎわせているパクリ話題から
なんとなく、まとめ中。
これから講師活動やSBを始める方にぜひ読んでいただければ。
ブログランキングに参加しています。
クリックしていただけると嬉しいですヽ(*´ェ`*)ノ
最近のコメント