東京オリンピックのエンブレムで
世間をにぎわせている、パクリ疑惑。
実は、パクリは白黒がはっきりしています。
すでに存在している作品のまねをして何かを作ったか、
それとも、まねなどせずに1から自分の想像だけで作ったか。
この場合、白か黒かのどちらかです。
問題はそれが本人にしかわからないということ。
どちらかだったかは、本人の胸の内にのみ。
正直で、マナーを重んじる良識のある人は、
既に存在している作品のまねをしたときに、
模倣ですと公表したうえで、模倣作品を発表します。
スクラップブッキングでは、これをリフトと呼び
快く受け入れられています。
正直で良識があれば、そもそも模倣作品を
発表する必要はないのでは?と思うかもですが、
リフトもSBの楽しみ方の一つとして確立されています。
好きなデザインをコピーして作り、リフトしました!
とブログに書くなどの個人使用は認められています。
その際には、参照したブログのリンクを貼り、
デザイナーの名前を書きます。
日本国内であれば、リフトしてもいいですか?と
デザイン元に確認をとります。
ただし、それは個人使用のみ。
キット販売や、教室などで無断の商用利用はできません。
メーカーのキットサンプルや商品サンプルを、
その商品を使用して作成するなど、OKの場合もあります。
(カレンダーキットの作成や、クロパでの使用など)
けれど、メーカーに無関係のスクラッパーの作品を
勝手に模倣して、利益を得るのはNG。
本来であれば、そのスクラッパーが受け取るべき利益を
他人が受け取ることはできないからです。
すでにある作品(著作物)のマネをして何かを作ったか。
それとも、
1から自分の想像だけで作ったか。
何かを見て、これと似たものを作ろう、
こんな感じに作りたいな、と思って作ったものであれば
それは、元になった誰かの著作物があるということ。
目の前にある素材だけを見て、他には何も参考にせず
1から、自分の想像のみで作り上げたのなら、
それは模倣ではなく、オリジナル作品であるということ。
自分の中で、これほど白黒がはっきりしているものは
ありませんよね。
それは、マネをして作ったもの?
それとも、自分の力で作り上げたもの?
自分でわからない、というのはあり得ません。
作り方の工程を変えたから、というのも
着地点が一緒であれば、模倣です。
誰かの著作物を元にした、という自覚が
第一歩になります。
スクラップブッキングの作品も、著作物ですから
きちんと自覚をすることはとても大切です。
ブログランキングに参加しています。
クリックしていただけると嬉しいですヽ(*´ェ`*)ノ
最近のコメント