こんにちは、土田です。
スクラップブッキングのレイアウトの作り方は、
私の中で、年を追うごとに少しずつ変化しています。
10年前、アルバム作りを始めたばかりの頃は
撮った写真を全部、アルバムにいれなくちゃ!
と思っていてかたっぱしから貼り付けていました。
アルバムは分厚く、重く、片手では持てないほど。
一眼レフで大量の写真を撮るようになってからは、
1000枚のうちの一番お気に入りの写真を引きのばして
特別な一枚を作るようになりました。
全部の写真をスクラップブッキングの
レイアウトにするのは無謀だと気が付いてからは、
ベッキー・ヒギンズの「プロジェクトライフ」
のプロテクターを購入して。
そして最近。
まず、レイアウトを作り始める前に、
現像した写真を眺めるところから始めます。
日付は気にせず、ポケットアルバムに入れた写真を
最初から最後のページまで見て…
その中で、思いがあふれてくる写真を手に取ります。
1枚か、5枚か、枚数は気にしません。
写真の中に、ストーリーがかくれているもの、
あふれ出る思いを、まだ言葉にしていないものを選びます。
今日アルバムを眺めていて、心がちょっとしめつけられて
思いがあふれだすきっかけになった写真は、
雨の日の、登校前の写真でした。
オーストラリアの小学校の一年生にあたる
Year1のクラスに通う娘はお友達と遊ぶのが大好き。
担任のミセス・グリーンも片言の娘をとても気にかけ
一生懸命、授業に取り組んでいるとほめてくれました。
オーストラリアの小学校は、送り迎えが必要なので、
毎日、校庭のある坂道まで見送ります。
早く学校へ行きたいのか、どんどん先に行ってしまう長女。
私と次女はゆっくり後をついていき、笑顔で送り出します。
でも、心の中は、ほんとうはちょっとさみしくて、
一緒に出かけたり、家でごろごろしてご飯を食べたり、
同じ時間を過ごせないのが、とても切ないような気分…
その後、娘たちの成長を見るにつけ、何度も同じ思いを重ねて、
子供たちが手を離れるはじめの一歩のような、
自分の中にあったそんな気持ちを、鮮明に思い出させてくれる一枚でした。
写真の中にとどまっているストーリーを表に出して、
家族や自分、大好きな人に伝える。
写真付きの日記のような、手紙のような…
こんなに素敵なホビーはほんとにないですよね♪
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