ブログに書こう、と思いつつ書いていなかったオーストラリアのマイト精神。
オーストラリアに来てからこのかた、ずっと感動しっぱなしの私です。
お店の入り口で野菜の品定めをしていると、
通りすがりの男性が立ち止まり、
「おいしそうだよね。」
と声をかけ、去っていく。
グレープを買おうか迷っていると、となりにいたおじいちゃんが
「今味見してみたけど、甘くておいしいよ。これは買いだよ!」
と教えてくれる。
(お店の商品を味見するのは、普通のことみたい。笑)
私の母と子供たちが電車に乗れば、若いお兄ちゃんが
さっと立ち上がり、席を譲ってくれる。
(コンセッションの学生じゃないよ)
主人がパークの駐車場で、ただなんとなく車のエンジンをのぞいていると、
周りにいた人たちが何かを言い始めた。
(アイスクリームバンのおじさんまで。)
何の用かと思ったら、
「エンジン壊れたの?大丈夫?」「誰かに電話するなら、携帯貸そうか??」
って、心配して声をかけてくれた。
(エンジン壊れてないし、携帯持ってるけど、あまりの気配りに涙。)
お友達の元気な息子くんたちが、坂を走って下って行ってしまい、
とても追いつかない!と思っていたら
ビジネスマン風の若い男性が両手を広げて、息子くんたちを止めて、
「お母さんが来るまで待ってなきゃだめ。」
と信号の前で一緒に待っていてくれた。
眺めのいい広い坂道なので、数十メートル先の子供たちだって
はっきり見えるし、声だって届く距離なのだけれど、
親がちゃんと子供たちのそばにいなければいけない、
ということが常識のオーストラリアならではの周りの大人たちの配慮。
まだまだ、もっとたくさんの優しさに出会い、そのたびに驚き、
感動してちょっと涙する毎日なのです。
ここ10年で治安も悪くなり、「ドアもかぎも開けっ放しに出来なくなった」と言われ、
マイト精神もなくなりつつある・・・と聞いてきましたが、
東京砂漠を経験した私からすれば、本当にあったかい国。
たしかに、悪い人も嫌な人もいるけれど、
それでも毎日出会う、優しさやフレンドリーさは、すばらしい☆
なにげない、そんな優しさが一日ハッピーで過ごせる元となり、
たくさん元気をもらっている。
アジア人同士も助け合っていて、パン屋で働いているアジア人のお姉さんは、
いつも買ったはずの品物の倍のパンを袋に入れてくれたり。
生活面でもかなり助かってます(笑)
クリスマスやイースター、ことあるごとに家まで子供たちへのプレゼントを
届けてくれる友人の存在も、とても大きい。
かなり日本に帰りたくない病にかかっている私たちなのでした☆
本当に暖かい場所ですね
人情の街大阪とはいえなかなかそういう方には出会いません。
誰かがやらなければ自分からやるべきなのだろうけど。
知らない人に優しく話しかけられると、
「何?怖い」って少し疑ってしまうぐらい(男の人なら特に)
そんなように人を思うなんて本当に悲しいなぁとは思います。
ほんの少しの気遣いが幸せな気持ちにできるなら
それって魔法ですよねぇ~☆
投稿情報: 春巻 | 2008-03-29 23:43
春巻さん
今、まさしく「コミュニケーション」とは何かを学んでいる最中、
といった気分です。
魔法、ぴったりの言葉ですね☆
数人の人から驚くほど優しく接してもらった日には、
一日うれしくて、感謝の気持ちでいっぱいになり、
まるで魔法にかかったよう。
東京では、ほんとうに砂漠・・・と呼ぶにふさわしい、
と思えてしまう状態で、そんな中で育っていく子供たちの将来が
とても心配でした。
もちろん、たくさん素敵で優しい人がいるのは事実。
私の住んでいた場所は、まるで昔の「長屋状態」だったんですけどね。
日本人はちょっとシャイなんでしょうね。
投稿情報: Lei | 2008-03-30 22:24
大阪市内にすんでいます。4月から息子が小学生!!
いつも、ちょこちょこ覗かせてもらい、素敵な 形で子どもの日々の成長をおさめておられるなぁ、と、感心しています。
ホントに、あたたかい気持ちって、お金で買える、お金で変えれる
ものではないから、息子の周りにもそんなあたたかさでつつんでもらえるように、まず、私自身が マイト精神を持って、あたたかい気持ちに人がなってくれるようにして行こう!!と、ちょっと 思っています。なかなか、できなくても・・・1日に一つづつでも、してみたい。かな?!
誉めて伸ばすが、 自分がなかなかできなくてすぐ怒ってしまうので、ほんとに 感じることが多いです。ありがとうございました。
投稿情報: うるめ | 2008-04-02 13:50
うるめさん
とても温かなコメントをありがとうございます。
お返事が遅くなり、すみませんでした。
4月から小学校なのですね。
ランドセル、入学式、新しいお友達・・・
シャッターチャンスが目白押しですね!
ほんとですね。周りに期待する前にまず自分から!
すごく素敵なお考えに、はっとさせられました。
優しさや暖かい気持ちは伝染しますよね。
逆に怒りや無礼な態度も伝染してしまいます。
全然出来た人間でない私は、ついついネガティブな
感情を振りまいてしまいますが・・・反省します><
私もほめるのがとても苦手なんです。
小学校の先生方を見習って、余裕を持って
にこやかに子供の成長を見守ることが出来るように
努力していきたいと思います。
投稿情報: Lei | 2008-04-03 21:19
私はNZで同じようなことを感じました。
道に迷っても迷子にはならない。
困っていれば誰かが必ず声を掛けてくれて助けてくれるんですよね。
先日息子の学校のクラスメートが、道に迷った目があまりよくないお年寄りを行きたかったお店まで連れて行ってあげたといって校長先生から表彰されました。
でもやっぱり最後には「でもどんな人がいるかわからないから、声を掛けられたら助けてあげてとは先生も言えません」という言葉が。
子供たちは混乱しますよね。
子供たちが必要とされてるのは「思いやり」よりも「見抜く目」なのでしょうか。
投稿情報: ドリー | 2008-04-07 14:33
ドリーさん、
お返事が遅れてしまってごめんなさい~~><
ほんとにこちらの人たちは心優しいですよね!
でもやっぱり、子供のこととなると心配です。
オーストラリアでは40年ほど前に3人の子供たちが
行方不明になってから、法律が出来たそうです。
12歳までは子供だけでは外に出てはいけないし、
家の中で留守番させてもいけないそうです。
家の中で留守番させると親が逮捕されるとか。
でもそれくらい厳しくないと、やっぱり子供だけでは
何があるかわからないと思います。
日本にはそんな法律はありませんが、
小学校を卒業するころまでは、オースの法律に
従った生活をしていきたいな~~と思ってます。
投稿情報: Lei | 2008-04-19 10:17