夏の思い出、その5は北海道の野菜。
北海道のおじいちゃんと、おばあちゃんが、
夏の間、無農薬で丹念に育てた野菜たち。
毎年、義父母二人では食べきれないほどの収穫があり、
私たち家族も、その恩恵にあずかっています。
去年までは、送料が高くなっちゃうし、
スーパーで買えるから、いいのになぁ、
なんて思いが無きにしも非ずだった、私。
でも、今年は全然違う。
段ボールいっぱいに詰まっていた野菜を、
グリルで焼いて、オリーブオイルと塩だけで食べたり、
ラタトゥイユやサラダにして、お皿いっぱいに食べた後、
実はものすごくストレスがたまっていたことに気が付いたのでした。
スーパーで、この野菜は大丈夫なの?とか、
産地が気になるから、冷凍の宮崎産の野菜にしよう、とか…
本当に食べても安全なのか?と思いながら、
おそるおそる、疑いながら続けていた食生活が、
いつの間にか、気が付かない間に、
ストレスになっていたんだって。
義父母の愛情がたっぷりの野菜。
疑いから解放されて、心からおいしい野菜を楽しみ、
感謝の気持ちでいっぱいになりました。
毎年野菜作りを始める前に、
義父母は、とても大変な作業から、
「今年はもう、やめようか?」
と自問自答するのだそうです。
足腰も弱って、持病もあって、
来年、再来年、食べられるかわからないけど、
何年たっても、このおいしさは忘れないな。
あ~ほんとに、いい義父母をもててよかった。
どうやって、東北の農業を支えられるか、
一家庭として向き合っていかなくちゃいけないけど、
ひとときの喜びをありがとう。
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